船橋市漁業組合は7月16日、船橋漁港(船橋市日の出)敷地内に直売所「三番瀬みなとや」を開設、記者や関係者向けのお披露目式が行われた。
お披露目の式にはふなっしーのライバル、「船えもん」の姿も(関連画像)
入居する建物は、千葉県曳船協会が事務所として使用していたもので3年ほど前に船橋市漁業組合に寄付されたものを活用した。 面積は、約20坪。木造建築の平屋で、シンクや簡単なキッチンなども併設されているためランチタイム程度の食事提供は視野に入れているという。
直売所開設のきっかけは、「船橋産の海産物はどこで買うことができるの」という市民からの問い合わせだと船橋市漁業協同組合・代表理事組合長の滝口宣彦さん。近年、一次生産者や船橋市の情報発信に関する取り組み、報道などさまざまな影響で、消費者の地元産品への関心が高まってきたことから、直売所の開設に至ったという。
この日は、調理許可も取得している移動販売車完成とも合わせて披露目式を行った。移動販売車の総事業費は約400万円。直売所と合わせて1,100万円以上に及ぶ事業だが、75パーセントは船橋市から助成金が出ているという。
「地元のスズキを食べていただくきっかけになれば」と藤代孝七船橋市長。「任期中にお披露目だけでも間に合ってよかった」とも。販売品目は、地元産のつくだ煮や日本一の水揚げ高を誇るスズキ、最近貝類では出荷の主力になりつつあるホンビノス貝、地域ブランドとして認定されているのりなどのほかに、その日に揚がった魚介類も販売する。鮮魚はインターネット上での予約販売も予定する。
営業時間は10時~15時。火曜定休。