船橋果樹園芸組合員「船橋のなし」の生産者石井正明さん(45)と鈴木克巳さん(51)が11月13日、「千葉県なし味自慢コンテスト」で農林水産大臣賞を受賞した報告のため、船橋市役所(船橋市湊町2)を訪問した。
「船橋のなしをもっと浸透させるよう協力する」と松戸市長 (関連画像)
同コンテストは、毎年千葉県内の梨生産者が出品した梨の中から優れた逸品を選定するもので、出品規格は、「幸水」14個パックを2段、合計28個を10キログラム箱に詰めた1セット。
色、形、甘さ、などに加え、消費者の食味審査を参考に選考委員会が受賞者を決定する。今年は、19の組合から110点の梨が出品され、石井さんは最優秀賞である農林水産大臣賞を受賞。
鈴木さんは優秀賞の東京中央市場青果卸売会社協会長を受賞し、船橋果樹園芸組合員が2年連続の受賞に輝いた。「毎年同じことを真面目にしていただけ。受賞の報告を聞いて本当にびっくり」と石井さん。「身に余る賞を頂いて恐縮ですが、うれしい」と鈴木さん。
船橋の梨は、先日船橋市より感謝状が贈られたゆるキャラ「ふなっしー」が船橋の梨の農家と提携し、アピールするのに一役かったこともあり、全国的に認知度をアップさせている。
市長は視察などで他府県を訪れる際、船橋の梨を宣伝。訪問先の金沢や下関には梨を送り、実際に食べてもらった人たちからは高い評価を得ているという。
「船橋の梨は本当に甘くておいしい。日本でトップレベルだと自信を持って言える。これからもっと浸透させるよう協力する」と松戸徹市長。