松が丘みどり公園前の広場(船橋市松が丘4)で11月23日、13回目となる朝市が開催され、各店自慢の商品を販売や各種イベントが行われた。
津軽三味線やバルーンアートなど各種イベントも開催(関連画像)
主催は松が丘バス通り商店会。2003年4月から主に毎年4月と11月の年2回開催しているもので、今回は22の加盟商店・団体が参加。弁当や総菜品、精肉、野菜、鮮魚、和菓子、洋菓子、パン、おしるこ、焼き鳥などの食品類のほか、ビーズ製品、古和釜郵便局による記念切手の販売なども行われ、どのブースも近隣住民で行列ができた。
共催者として朝市開催に携わった松が丘地区福祉協議会は、チョコバナナやみそおでんの販売、子どもを対象とした玉入れゲームを実施。購入時に配布される店名カード5枚で参加できるガラポン、市民団体によるバルーンアートの配布、木更津から来た津軽三味線のサークル「じょっぱり」による演奏など、各種イベントも開催された。
「松が丘、坪井、古和釜、大穴地区の住民のため、住んで良かったと思ってもらえるような地域に根差した活動の一環として行っている」と、同商店会の宮村榮俊会長。
松が丘地区福祉協議会の佐藤新三郎会長は「この地域は船橋市内で最も高齢者人口の比率が高い。地域を衰退させないために、商店会の活性は必須。そのために互いがつながりを深め協力していかなければならない」と語った。
この日は船橋市経済部商工振興課の林貢作課長、船橋商工会議所中小企業相談所の澤井誠治所長らも応援に駆け付け、開催前の朝礼で「松が丘地域の活動を支援していきたい」などとあいさつ、同地区の活性化施策に積極的な姿勢を示した。
10年前の開催時からほぼ毎回来場し、松が丘地区には45年ほど住んでいるという70代の女性は「昔ここに住み始めた時は、見渡す限り原っぱで何もなかった。大型店の出店もあるが、年を取ると便利で親しみやすい近場の商店の存在が有り難いので、引き続き活性させてほしい」と応援する。
この日は近隣の住民を中心に延べ5,000人が来場。ガラポンで集まったカードには目標の4倍を上回る人数が集まるなど、これまでにない盛況ぶりをみせた。