東武野田線馬込沢駅前にある童謡文化園の2階に、「クラブ・ハッシャバイ」(鎌ヶ谷市馬込沢2、 TEL 080-6562-3955)がオープンして1カ月を迎える。
次世代に童謡文化を広げるべく10年前に発足されたNPO法人「童謡文化を広める会」が運営する同園。同会理事長で声楽家の瀬川千里さんがオーナーとなり、2011年には同じ建物の2階に展示喫茶「Lala Ru(ララルー)」をオープンした。店内面積は約15坪で、席数はカウンター9席、テーブル11席。昼の時間帯をメーンに営業し、地元の素材を使った料理や本格的なドリップコーヒー、和洋交えたデザートを提供している。
近隣の主婦層の利用客が多い同店だが、男性でも童謡文化について語り合える場所を提供したいという思いから、17時以降の時間を「クラブ・ハッシャバイ」として営業を始めた。
酒はビール、ワイン、ウイスキーなどで、フードは日替わりおつまみ(200円~300円)と、予約人数・目的に合わせて料理を提供する。「居酒屋ではないので、おいしい料理とほどほどのお酒を、音楽を楽しみながら、童謡文化について語り合う場所として営業している」と同店の野澤さん。キッチン担当の山崎さんは「開店してまだ1カ月。もっとたくさんのメニュー作りも考えている」と話す。
「ハッシャバイ」とは、代表的な子守歌のタイトル。オーナーの瀬川さんは「こうした場を持つことでもっと多くの方々に童謡を知っていただきたい」と話す。店内には童謡にまつわる貴重な本やレコードなども展示し、今後さまざまなイベントを計画中だという。
営業時間は17時~21時。要予約。