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船橋で無形民俗文化財の「中野木の辻切り」-ワラで作った大蛇を祭る

悪霊や悪疫が村内に入って来ないよう願いワラで作られた大蛇

悪霊や悪疫が村内に入って来ないよう願いワラで作られた大蛇

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 船橋市内の旧市街地、中野木集落の鎮守・八坂神社(船橋市中野木1)で2月11日、伝統行事「中野木の辻(つじ)切り」が行われた。

ワラで大蛇を作る地元住民(関連画像)

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 同行事は毎年2月の初午(はつうま)に行われ、悪霊や悪疫が村に入って来ないように願うことを目的としている。起源は不詳だが、船橋市から無形民俗文化財として指定を受けており、地元の中野木小学校児童らに見学会を行うなど市を挙げて保存に動いている。

 集落内に昔から住んでいる住民20世帯余りから代表者が集会場に集まり、5メートルにも及ぶワラの大蛇を2体作成。各世帯を1年間見守る小型の大蛇も作成し、2体の大蛇と一緒に本殿に安置する。本殿前で大蛇を向かい合わせてとぐろを巻き、お神酒を飲ませ集落の東西それぞれの入り口の木に大蛇を巻き付けるという。

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