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船橋の二和公民館で東日本大震災イベント 中学生による朗読や音楽発表も

仙台市民の被災者の手記を朗読する御滝中学校の生徒

仙台市民の被災者の手記を朗読する御滝中学校の生徒

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 船橋の二和公民館(船橋市二和東5)で3月5日、「3.11を忘れない」をテーマに東日本大震災の記憶を共有するイベントが開催された。

満席となった会場

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 同イベントは公民館が市民と協働で企画・運営する事業「地域活性化プログラム“市民の力活用事業”」の一つとして、二和公民館と船橋市生涯学習コーディネーター連絡協議会(北部ブロック)が共催。「震災の記憶を絶対に風化させてはならない」という強い思いの下、全3部構成で映像や音楽を交えてメッセージを伝えた。

 第1部では震災の記録映像の上映や、仙台市民の被災者の手記朗読が行われ、地震発生当時の二和の様子を当事者が語った。第2部ではフルート、ピアノ、オーボエのトリオが「アヴェ・マリア」「G線上のアリア」などの楽曲を被災者にささげる音楽として演奏した。
第3部では、御滝中学校の生徒が仙台市立中学校生徒の被災手記の朗読で、「私達が受け継いでいくこと」を演題に「将来、震災を知らない世代に伝えていきたい」とメッセージを読み上げた。最後に、御滝中学校合唱団が「故郷の山影」「花は咲く」などを力強く合唱した。

 この日は事前に入場整理券を入手した聴衆で満席となり、それぞれが震災の日を思い起こし、中学生のスピーチや合唱に聴き入った。

 二和に住む男性は「あの日からあっという間に5年がたった気がする。学生の歌声に感動した」と話した。開催関係者の青池○○さんは「初めての開催。成功したかは参加した方々のご判断に任せたい。できれば来年以降も行っていければ」と述べた。

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