家電を中心とする開発型ファブレスメーカーのツインズ(船橋市金杉7)が5月13日、ふなばしセレクション認証品でもある結ばない靴ひも「キャタピラン」を来年1月から海外で販売すると発表した。
同社がキャタピランを開発し販売を始めたのは2013年3月。販売本数は年々増加し、全国のスポーツ用品量販店や百貨店などで販売している。
同商品はナイロンとゴムを製紐機(せいちゅうき)で編み込んだもので、ゴムひものような伸縮性と締め具合を調整・固定できるこぶ状の膨らみが特徴。こぶが紐穴で止まるため結ぶ必要がなく、簡単に脱ぎ履きができ、足の負担も軽減できる。
「海外の展示会などで毎回かなりいい感触なので自信はある」と梶原隆司社長。現在は中国で生産しているが、今後は国内に生産拠点を設けて日本製をアピールできるようにする。「特に東南アジアではMade in JAPANが人気なので期待している」とも。国内と同程度の価格設定にする予定。
同商品は長さが子ども・女性向けの50センチと一般向けの75センチの2種類、各16色を用意。そのほかビジネスシューズ、ゴルフ、アスリート向けを用意している。
ゴルフ用は、ゴムの強度を上げるとともに長時間プレーした後の足のむくみにも対応し疲れにくい仕様になっている。アスリート向けは、ゴムの強度を2倍にし、コブの間隔を狭くすることで微調整が可能で、より激しい運動に対応できるという。5月からはキャタピランを搭載したワークスニーカー「キャタピーワークススニーカー」(5,980円~6,980円)も販売している。