東武百貨店船橋店(船橋市本町7、TEL 047-425-2211)食品売り場の泉屋東京店で現在、「にんじんバニーサブレ」が販売されている。
「にんじんバニーサブレ」は全国展開する泉屋の中でも同店だけの限定商品。材料には「船橋にんじん」の中でもベータカロチン豊富な「ベータキャロット」のニンジンパウダーを使っている。パッケージのリボンは5色あり、うさぎの形をしたサブレが1袋に3枚入る(324円)。
「にんじんバニーサブレ」は6月に行われた「ふるさと千葉フェスティバル」で販売を始めた。泉屋は昨年、船橋産の小松菜パウダーとニンジンパウダーを使った花の形のクッキーを販売している。
泉屋店長の原田香里さんは「お客さまからの反響が大きかった。小松菜パウダーのクッキーは、野菜の小松菜のイメージが強く、お孫さんへのお土産に買いに来る方も。もっとかわいくしてほしいというお客さまの要望から、今年からウサギのクッキー型を用いて『にんじんバニーサブレ』の製造販売を始めた」と話す。
東武船橋店の「ふるさと千葉フェスティバル」開催期間中、各店が千葉産の食材を使った商品を店頭に並べた。「泉屋はフェス終了後も船橋の食材を使ったクッキーを販売し、地元に貢献してくれてありがたい」と東武船橋店広報担当の濱智美さん。
1927(昭和2)年創業の泉屋は浮輪型のクッキーで全国的に知られる。日本で初めてクッキーを製造販売した老舗だ。手作り感のある「にんじんバニーサブレ」は、ウサギの顔がそれぞれ異なる。原田さんは「お客さまは顔を見て選んで買っていく」とほほ笑む。
同商品の在庫はにんじんパウダーに限りがあるため店頭に並ぶ商品のみ。商品の製造は来春まで予定はないというが、来年も船橋産ニンジンパウダーが生産される6月中旬には「にんじんバニーサブレ」の販売を予定。併せて、小松菜パウダーを使った商品の開発も検討しているという。
営業時間は10時~20時30分(日曜は19時30分まで)。