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船橋の企業が市川市に「横断歩道」寄付 社長自らサンタに扮して登場

完成した横断歩道

完成した横断歩道

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 船橋に本社を構え道路舗装工事などを手掛ける「日本都市」(船橋市藤原6)が12月24日、市川市内の南沖交通公園(市川市行徳駅前3)に横断歩道などの「白線」を寄付した。

サンタに扮する大原社長

 同社の事業は道路舗装工事、コインパーキングの設置や道路の区画線工事など。同社は、今年7月から仕事が早く終わった時間を計画的に使い、少しずつ公園内の白線を引いてきた。この日が最後の事業、「横断歩道」を引き納品することを記念して道路の線引きをイベント的に披露した。

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 同園は、子どもたちに交通ルールを学ばせるため実際の道路を模した白線や信号、道路標識が設置されている「交通公園」。しかし、予算の捻出などが理由で数年前から公園内の白線が消えかかった状態で放置されていたという。同市の市議会議員から、日本都市の大原俊弘社長に「せっかくの交通公園がもったいない。子どもたちに効率よく交通ルールを学ばせるために白線が必要」と相談があった。これを受けて大原社長は「道路の白線は私たちの本業。行徳駅前で創業した私たちにとっては地域への恩返しにもつながる」と白線の寄付を決めた。

 作業は7月から仕事が早く終わった日、1時間~2時間程度を捻出して少しずつ行われてきた。「全てボランティアで行ってきているので職員たちにも負担の無いようにシフトを組んできた」と振り返る同社の中川専務。

 この日は、最後に残った2本の白線「横断歩道」を集まった市川市民の前で引き、サンタクロースに扮(ふん)した職員から菓子のプレゼントが配られた。線引きの前に「道路の線を引くとき、標識を設置するときに少しでも事故の減るように考えながら角度を工夫している。この交通公園も皆さんに有効に使ってもらい、少しでも交通事故が減ってくれたらという思いを持って、社員みんなで取り組んできた」と、大原さんは道路工事に懸ける熱い思いを語った。

 同社の道路工事では、一般の建築工事と同じようにあらかじめ墨を引き、それに沿って白線を引く。白線になる元はゴム素材に夜間、車のライトを反射させ道路標示を認識させやすくするガラスを混ぜたものを使用。200度に熱されドロドロの液状になったものを目印の墨に沿って流すと冬場は3分程度で固定化するという。

 この日初めて道路の白線引き工事を目にした男性は「初めて見たが、こんなにすぐに固まってしまうものだとは。道路の白線がキラキラしているのはガラスが混ざっているからだということも初めて知った」と話していた。

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