船橋市北部の小室駅前商店会に同エリア初となるカフェ「CAFEトトノエ」(船橋市小室町、TEL 080-9173-0117)が印西から移転オープンして2カ月が過ぎた。
トトノエは印西のレンタルファームに併設するカフェとして人気を集めていたが、契約満了に付きやむなく閉店。当時の来店客が通える場所を求めて移転先を探していた。
印西から船橋市北部にかけてのエリアは空き地や空き家物件が多いが、「カフェとしてすぐに使える物件には、なかなか出合えなかった」と店主の小林祐子さん。そうした中、移転先に選んだのが小室駅前の商店会の空き物件。
店舗面積は約25坪。2人掛けテーブル13卓。2階は菓子製造の厨房で、メニューで使う野菜が収穫できる畑を近くに借りている。
白を大胆にあしらった壁とグレーを基調とする店内には木目でアクセントをつけ、清潔感と温かみを感じさせる工夫を施す。テーブルやチェアにも木の天板、足にはくすみのあるブラックアイアンを使うなどして、流行のカフェスタイルでまとめた。入り口付近は、吹き抜けのあるスペースに大きな窓を採用することで自然光を広く取り込んでいる。
ドリンクメニューの中心は、ほのかに甘味を感じる「トトノエブレンド」や、深みのある「深煎(い)りブレンド」、今月のコーヒーやカフェインレスコーヒー(以上500円)など4種のコーヒー。じか火式自家焙煎で提供している。紅茶やカフェラテ、チャイ、ジュースなどもそろえる。
フードメニューは、Ⅰ月は月替わりの和食「トトノエ膳」をはじめ、ミートソースのパスタかドリア(1,100円)とカレーソースのフォカッチャ(1,000円)の3種のプレートランチを提供。それぞれ、スープとドリンクがセットになっている。
2階の菓子キッチンで製造したパウンドケーキやクッキー、スコーンやシフォンケーキも店内で提供。店内販売も行う。
営業時間は11時~17時。火曜・土曜定休。