船橋の本町通りに串焼きと日本酒がメインの「スミビトサケ 炭マル」(船橋市本町2、TEL 047-436-8801)がオープンして1カ月半が過ぎた。
同店は、櫛田崇さんと胡内章範さんコンビが経営する山口横丁の「バール&グリル イタマル」、本町通りスクランブル交差点近くの「地中海ビストロ&マルシェ イタマル」の姉妹店。今回オープンした炭マルは、炭火でじっくり焼き上げた焼き鳥や野菜巻き串、串焼きをメインにしており、日本酒も多くそろえる。
店主は田村龍人さん(28)。大学卒業後、櫛田さんと胡内さんが以前勤めていた飲食関係の会社で働いていたが、新しいことにチャレンジしたいとの思いで半年前に退職、同店オープンに向け準備していたという。
店舗面積は18坪。カウンター4席を含む42席を用意。「天井が高い物件だったので、中2階を作って、そこは靴を脱いでくつろげるスペースにした」と田村さん。コンクリート打ちっぱなしの壁はもともとの素材を利用し、レトロな雰囲気を演出。窓枠に木材を使ったり、店内にも落ち着いた色合いの木材を多く使ったりして、昭和を感じさせる和モダンな内装となっている。
料理は炭火でじっくり焼き上げた焼き鳥や串焼き、野菜巻き串を主に用意。「野菜巻き串」(210円~)は福岡博多の名物で、レタスやプチトマト、マイタケ、小松菜、豆苗(とうみょう)などの野菜を豚バラ肉で巻いたもので、同店の人気メニューだという。その他、焼き鳥や串焼き、チーズ串、ちょっと変わった「炊きギョーザ」(5個入り、780円)など。
ドリンクは、「日本酒が大好き」という田村さんがセレクトした日本酒約100種を用意。全国47都道府県の日本酒(グラス500円、2合1,400円)がそろえる。味わいと香り別に8つに分類した「炭マル日本酒マトリックス」と題した表を作り、客の好みに合った日本酒が選べるよう工夫を施す。オリジナルの日本酒ベースのカクテルや日本酒サングリア(以上500円)も用意する。
「お客さまが帰るときは出口まで必ずお見送りするようにしている」と田村さん。調理場に立っていることが多いので、見送る際にコミュニケーションをとりつつ料理などの感想を聞くようにしているという。「笑顔で元気、活気のあふれる店を目指している。料理と日本酒を楽しんでほしい」とも。
営業時間は17時~24時。現在は夜のみの営業だが、今後はランチ営業(11時30分~15時)も始める予定。