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船橋に唐揚げ専門店「ふなから」 仮設店舗のたたずまいが話題に

「催事はいつまで?」と質問が寄せられる外観

「催事はいつまで?」と質問が寄せられる外観

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 「ふなばしアンデルセン公園」北門の道路を挟んだ目の前に、まるでプレハブの仮設店舗のような外観の唐揚げ専門店「ふなから」(船橋市豊富町、TEL 047-404-1441)が間もなくオープンから3カ月を迎える。

「油っこさが全然ないあっさりした唐揚げを実現した」と祐川さん

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 店舗面積は約5坪。市内大穴地区に本社を構えるファーストエクスプレスが経営する飲食業態の第1号店舗。新規事業の立ち上げを担当するのは祐川覚さん(45)。もともと大手物流会社で営業課長として勤めた後、同社に転職。調理師の資格を持っていることもあり、今回の事業立ち上げに携わることになった。

 生来の唐揚げ好きから、商品は「唐揚げしかない」と決定。地域おこしで成功している「中津から揚げ」のレシピを参考に2カ月間の試行錯誤を重ね、オリジナルの「つけだれ」を開発した。船橋の唐揚げということで「ふなから」と名付けた。

 唐揚げの反響の大きさに2号店の出店も検討中。電波振動で内部まで火が通りやすくすることで調理時間を大幅に短縮できるという調理器具を活用し「誰が調理してもおいしく作れる仕組みにしたので、高齢者や障がい者を雇用したい」と祐川さん。「高齢を理由に親会社の現場から退くドライバーをここで雇用できる仕組みに持っていけたら」とも。

 商品は、ふなから(大=85グラム以上)=1個130円、ふなから(普=40グラム以上)=同70円。ふなから(普)が4~5個入りのふなから(普)弁当が500円。ふなから(大)弁当が、から揚げ3個入りで540円。ふなから(普)弁当の2倍程度のボリュームになるという。野菜とデザートがセットになっている「レディースランチ」(500円)もあり、それぞれに日替わりスープが付く。

 そのほか、唐揚げにかけて食べる「シーズニング」と呼ばれるオプションに「チーズ」「カレー」「ブラックペッパー」の3種類と、祐川さんオリジナルレシピの手作り「油淋鶏ソース」(各30円)がある。

 もともと、車庫として活用するはずだった場所を整地し、一見プレハブ店舗を設置しただけのように見える同店。基礎を作って建物を建築した飲食店ではないため来店者から「いつまで催事をやっているのか」と質問されることも多いという。

 営業時間は11時~14時、15時~20時。日曜定休。

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