船橋市のご当地キャラクターで梨の妖精として知られる「ふなっしー」が船橋市内の梨農家や市場関係者とコラボした「ふなっしーの梨箱」2017年バージョンが7月20日完成し、船橋市場に製品が届いた。
到着したふなっしー梨箱を手に喜びを表現する梨箱の仕掛け人、山邦青果代表の浅沼さん(関連画像)
ふなっしー梨箱は2013年から始まり、今年で5代目になる。今年のデザインは、ふなっしーグッズのデザインを手掛けている「ラピート」(東京都台東区)が担当し、描き下ろした。梨箱にはふなっしーが梨を紹介しているリーフレット「ふなっしーの梨ガイド」も同封される。
船橋市場内の山邦青果(船橋市市場1、TEL 047-423-0346)代表の浅沼仁さんは「農協などで確認すると、今年は雨が少なかったので生育が遅く、梨は少々小玉傾向にあるようだが、晴天が多かった分甘味が増しているとのこと。今のところ8月10日から出荷が始まる予定」と話す。「ふなっしー梨箱は、ふなっしーさんの意向で著作権料などは放棄し、同等の金額を東北の震災孤児を支援するみちのく未来基金に寄付させていただいている」とも。
果肉は柔らかく、甘味が強い特徴を持つ「幸水」(約5キロ入り=6,264円)は8月上旬~中旬に販売予定。幸水よりも大きく糖度も高く、多汁で、酸味と甘みのバランスが優れる特徴の「豊水」は8月下旬~9月上旬、肉質はやや粗いが柔らかく甘味、香気に富む「新高」(以上、同=5,184円)は9月中旬~下旬に販売の予定(価格は送料込み)。梨の生育次第で、予約受付後の入金確認が早かったものから順次配達するため、配達日の指定などには対応できない。
同梨箱購入予約は「船橋のなし」公式サイトから入れるスーパーマーケットチェーン「ランドローム」の予約フォームで受け付ける。ネット販売以外の実店舗で購入できるのは、一部の船橋市内の梨直売所や東武百貨店の地下生鮮食品売り場に店を構える青果店「まるあ商店」、西武百貨店船橋店内の青果店「ころくや」など。
「船橋のなし」公式ホームページには市内の各梨農園も紹介されており、気に入った農園へ連絡し、直接購入することもできる。どの販売ルートで購入した場合でも寄付は行われる仕組み。