船橋市内を中心に、千葉県全域で活動するプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」（本社：＝船橋市西船4）の社長、島田慎二さんが9月1日、チームを立て直した5年間の軌跡をまとめた出版本「千葉ジェッツの奇跡」（KADOKAWA）にまとめ全国書店で発売を出版する。

千葉ジェッツのメンバー（関連写真）

経営不振と成績低迷で悩んでいた当時のチーム首脳からオファーがあり、経営者に就任した島田さん。さまざまな趣向手法を凝らし、1試合の観客動員数はNBL最多の6835人を記録。年間観客動員数は10万人を突破した。

　Bリーグ初年度となった2016-17シーズンには天皇杯で日本一を達成。1試合の最高観客動員数が7327人、年間観客動員数で13万5097人と、名実ともに日本一のチームに成長させた軌跡を同書で紹介する。

　内容は、「箱もの産業の宿命と挑戦」からはじまり、第1章「ジェッツの再建」、第2章「bjリーグからの脱退」、第3章「戦うための組織改革」、第4章「観客動員数ナンバー1になるまで」、第5章「ジェッツを支える理念」、第6章「川淵キャプテンとの出会い」、第7章「Bリーグの未来」、エピローグ「100年続くクラブへ」という構成。

　島田さんは、1970（昭和45）年11月5日新潟県生まれ。1992年に日本大学法学部卒業後、マップインターナショナル（現・エイチ・アイ・エス）入社。1995年ウエストシップ設立。2001年、ハルインターナショナル設立。2010年に全株式を売却。同年リカオン設立。

　2012年にASPE（千葉ジェッツふなばし運営会社）代表に就任。2015年、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール・リーグ理事に就任。2017年5月、Bリーグバイスチェアマン就任を発表。

　価格は同書の発行はKADOKAWA。定価1,400円（税別）。