船橋市内に本社を構える日本都市グループ(船橋市藤原6)が12月1日、行徳駅前にコンパス幼保園(市川市行徳駅前1、TEL 047-321-6330)をグランドオープンさせる。
朝食のパンをイメージしたエレベーターホールの造形 (関連画像)
同グループは、駐車場整備、道路区画線、道路標識の設置やコインパーキング施工などを主軸に「造園事業」「土木事業」などの現場仕事、太陽光パネルなどの「省エネ事業」、ディスコブームで話題になった「マハラジャ六本木」の経営(芸能事業)を手掛ける。
社員数は約130人。非正規雇用者まで含めると300人を超え、うち3割が女性。同グループ代表の大原俊弘さんは「優秀な女性社員が営業職で活躍していても、人生の節目で子育てのために仕事をセーブしなければならない例が増えてきた。全力で仕事をしたいという要望に添う形で開園した。職員が力を発揮できるためのバックヤード整備」と話す。
園長には格闘技レフェリーの島田裕二さん、副園長には看護師資格を有する島田さんの妻が就任。保育スタッフは子育て経験が豊かな主婦を短い時間からでも勤務できる細かいシフト形態で採用した。
内閣府の定める「企業主導型保育事業」の補助を受けて、子どもを預かる場所が不足しているため就業困難な女性を支援する目的で開設する。大原さんは「船橋の企業なので当グループの本部がある藤原や馬込沢から船橋駅周辺を経由する送迎バスを走らせる」といい、待機児童対策につなげたい考え。
定員は41人。過半数の21人は内閣府の定める「企業主導型保育事業」に定められた条件の提携企業職員を対象にするが、残りの20人枠は「地元の人に積極的に利用してもらいたい」と島田園長。
園名の「コンパス」について「これから人生という先の長い旅にでる子どもたちが人生に迷わないように、揺るがないコンパスを持って成長してくれることを願って名付けた」と話す。
園内は窓を広く採った明るいエントランスを「朝」のイメージに、全体のイメージを園スタッフ全員で創作した冒険物語に則し、立体感のある木で統一。奥に進むごとに夕暮れをイメージする内装になっている。昼をイメージする廊下は、直接日の光を取り込める天窓が配置されており、天気の良い日は自然光が子どもたちの成長を見守るようなデザイン。壁や全体の雰囲気を統一する物語の造形だけでなく、知育玩具、ボルダリングウオール、うんてい、反射神経トレーニングマシンなど「知能と体を総合的に鍛えることのできる遊具」も設置している。
保育料は0歳=3万5,900円、1~2歳=3万5,700円、3歳=3万600円、4歳=2万7,100円。別途教育費1万円。
開園時間は7時~21時。日曜・祝日定休。