国道14号とららぽーとTOKYO-BAYの間に位置する海老川河口部付近に架設された「新船橋橋」(船橋市宮本2付近)の整備が進む中、今年3月から下り線(千葉側)の架け替え工事が始まる。
1954年完工の下り線は現在は通行止めになっている(関連画像)
「新船橋橋」は現在、上り線(東京側)下り線(千葉側)各1車線の橋だが、橋が架けられた1954(昭和29)年当初は、下り線の1車線のみだったという。橋は、現在のららぽーとTOKYO-BAYと船橋ファミリータウンの場所にあった、翌1955(昭和30)年開業の総合レジャー施設「船橋ヘルスセンター」が設置したもので、1970(昭和45)年に船橋市が上り線の橋を新たに設置、現在に至っている。
東日本大震災後、市内の長さ15メートル以上の橋の耐震強度を点検した結果、老朽化が激しい新船橋橋の下り線の架け替え工事に加え上り線は耐震工事を行うことになった。船橋市では2014年から10年計画の「新船橋整備事業」として工事を開始している。
「橋が拡幅されて渋滞緩和につながるのでは」という近隣住民からの期待の声も上がっていたが、車線の数はそのまま。今年の4月から下り線の撤去工事が始まり、その後上り線の耐震工事を開始する予定。
この橋は交通量が多いことから仮の橋を設置し、工事中であるにもかかわらず、交通規制せずに走行できるように対処しているという。