船橋市西図書館(船橋市西船1)2階のギャラリーで現在、「小さなりゅうとなかまたち 小倉正巳おしごと図鑑」が開催されている。
同企画を担当する同館企画事業係の岡本絵美さんは「当館でも人気の絵本『小さなりゅう』の挿絵を手掛ける小倉さんが市内在住であることから、お声掛けさせていただいた」と話す。
会場では、本に関する展示だけでなくイラストレーターという仕事や絵を描くことに興味がある人にも来てもらえるよう、小倉さんを通じて「おしごと紹介」も行う。
同館2階のギャラリースペースで、さまざまな企画展を定期開催している同館。展示スペースには、「小さなりゅう」シリーズの原画の展示、同じく同館で多く貸し出しを行っている「オオカミ少年ドルフィ」の原画も展示するほか、小倉さんが影響を受けたという本が並ぶラックを設置し、本を自由に閲覧できる。
小倉さん自身が撮影した小倉さんの作業工程がわかる写真やコメントの展示、小倉さんが愛用している画材、アイデアスケッチなども公開する。
岡本さんは「小倉さんからも、『来場した人が何か参加できるような場にしたい』との声もいただき、そのような場を設けている」と話す。机の上に色鉛筆が用意されたコーナーでは、来場者が「小さなりゅう」に色を塗り、展示スペースの好きな場所に自分の作品を貼って、飾り付けに参加できるようにもなっている。「会期の後半には、たくさんの『小さなりゅう』でにぎやかになっていると思う」とも。
3月25日は14時から、小倉正巳さん本人が来館して「夢を応援!図書館・ミライ図鑑~絵本作家・イラストレーターってどんなおしごと?」という特別講座も開催する。同日、小倉さんがイラストレーターになったきっかけやどのような仕事なのかを紹介するほか、後半はイラストに水彩色鉛筆を使って色を付ける体験も行う。定員は先着20人。参加無料(事前申し込み制)。対象年齢は10歳以上。
開館時間は9時30分~20時(土曜・日曜、祝日は17時)。3月26日休館。4月11日まで。