JR下総中山駅近くにある弥生保育園(船橋市本中山3、TEL 047-332-7280)で3月14日、新園舎お披露目会が行われた。
社会福祉法人「あけぼの会」と「あけぼの福祉会」からなる「あけぼのグループ」が運営する同園は今年で開園40年目を迎える。ほかのグループ園同様に、3世代にわたって子どもが通うなど地域に根差してきた。
同園理事長の生田邦彦さんによると、同園はグループの中で唯一多目的ホールを持っていない園だったといい、これまで園の行事の時は教室の仕切りを取り払い、スペースを広げて対応していたという。
生田さんは「毎年、七夕の願い事に弥生保育園の子どもたちにも広いホールをプレゼントしたいと書いていた。多くの方のご協力で、開園40年目にしてようやく夢がかなった」と話す。深刻な待機児童の緩和になればと、ホールのほかに2歳児クラスの教室も増設し、定員を120人から150人に増やした。
2月28日に完成した新園舎は、ステージも完備した約52坪の多目的ホール、約17坪の2歳児教室、4坪の多目的室で構成する。木造建てで、床はフローリング仕様、壁はファンタジーな空間をイメージし、イラストレーターが童話の世界を描いた。
お披露目会では、子ども向け音楽ユニット「ケロポンズ」が来園し、代表曲の「エビカニクス」をはじめ、遊び歌「ひっつきもっつき」「もりのなか」、パネルシアター「ヤダッとちゃん」など全14曲のステージを披露した。