船橋市民文化ホール裏手に8月8日、手作りソーセージ専門店の「月丸」(船橋市本町2、TEL 047-468-8989)が開店する。
同店を経営するのは、船橋市生まれの須藤祥さん。店舗面積は約10坪。席数はカウンター6席、テーブル8席の計14席。天然素材を使うことにこだわった手作りソーセージを主力に国産クラフトビールの提供も行う。
「世界中にソーセージ作りの文化があり、その国独自のクラフトビールがある。当店では、なるべく国産のものを用いて天然の素材だけで作ったソーセージを国産のクラフトビールで召し上がっていただき、相性の良さを知っていただこうと考えている」と須藤さん。
須藤さんは学校卒業後、飲食業界で修業を積んできた。20代に勤め人として一時的にスーツを着たこともあったというが、「いつか、自分の店を持ちたい」という夢を捨て切れず、再び飲食業界に戻って修業を積んだという。
30歳の時、東京都中野区に念願だった小さなバーを友人と開店。店の経営は順調だったが、10年ほどたった頃、店の将来について真剣に話し合ったという。これをきっかけに須藤さんは、自身の将来のためにフードメニューに力を入れることを考え、山梨県にソーセージ専門の工房を開設するという話を聞き付け、バー経営を友人に託して恵比寿のソーセージレストランに就職した。
一年後、山梨県の工房に念願かなって移動。ここで3年間かけて天然素材を使った無添加、保存料不使用、結着材不使用、発色剤不使用などの要素を満たし、化学薬品を使用しないソーセージ作りを一からみっちりと学び身に付けた。
ソーセージ製造に自信をもって地元船橋に戻っての独立。居抜きの物件を見付け現在は開店に向けて各種の準備を行っている。開店後は、10種類以上のソーセージは常備する予定だという。ソーセージは1本=650円(80~1000グラム)から販売する予定。開店時には、和歌山県のナギサビール(850円~)3種類から始めるほか、グラス生ビール(590円~)、ハイボール(590円)やハウスワインなども提供していく。
ほかにも、ワックス・防カビ剤無添加のレモン皮を3日以上漬け込んだウイスキーで造るオリジナルハイボールなども提供していくという。
営業時間は17時~24時。火曜定休。