赤ちゃんとその保護者を対象としたベビーマッサージ教室が9月3日、夏見台幼稚園(船橋市夏見台2)で開かれた。
園では子育て支援に力を入れ、これまでも6カ月~未就園児の子どもを対象とした教室などを開催。今月から「親子登園広場 なつみの森」と名付けた新たな子育て支援がスタートした。
「なつみの森」は0~3歳の子どもを対象とし、園内の「発芽玄米和食レストラン」で、親子で食事を楽しみながら交流できる子育て広場やベビーマッサージ講座を開く。
第1回となる今回は4組が参加。小児科の看護師として経験を積み、10年前にベビーマッサージマスター講師の資格を取得した西村智美さんが講師を務めた。
ベビーマッサージはイギリスの理学療法士ピーター・ウォーカーさんが考案開発したもので、西村さんはピーターさんから直接指導を受け、全国に25人ほどしかいないという「マスター講師」の資格も取得した。ベビーマッサージをすることで、赤ちゃんの情緒が安定したり、成長が良好になったり、親子の結び付きが強くなるなど、さまざまな効果が実証されている。
今回参加したのは、2カ月~1歳2カ月の赤ちゃんとその母親。「赤ちゃんと目を合わせてマッサージすることで幸せホルモンがお互いにたくさん出る」という声掛けの下、参加者はそれぞれ赤ちゃんとのマッサージを楽しんだ。オイルを使用したマッサージは肌を強くする効果もあるという。
「ベビーマッサージは20分くらいがちょうどいい。正しくマッサージをして親子で楽しんでもらえれば」と西村さん。参加した母親たちは「最初はぐずっていたけど、とても気持ちよさそうな顔をしていたのでよかった。家でも試したい」と笑顔で話した。
ベビーマッサージ講座は月に1回、「発芽玄米和食レストラン」での食事が可能な子育て広場は年齢別に週4回開く予定。鳥居徹也園主は「給食で使用しているこだわりの発芽玄米が味わえる」と話す。
次回のベビーマッサージ講座は10月1日10時30分~。問い合わせは夏見台幼稚園なつみの森専用電話(TEL 090-4097-7231)まで。