船橋市総合教育センタープラネタリウム館(船橋市東町)で5月21日、市民を対象とした「金環日食を見る会」が開かれ、曇天の切れ間からのぞいたわずかな時間ながら「金環日食」を約160人の市民が観察した。
同館では当初、観察会は実施しないとしていたが、市民から多くの要望が寄せられたため急きょ、実施を決め募集活動を行った。5月12日からホームページなどで募集した結果、24時間を待たずに満席となる人気だったという。
この日、同館駐車場に集まった市民は約160人。あいにくの曇天ながらも切れ間から時折のぞく太陽に「見えたー」と興奮する児童や保護者の姿が見られた。19日・20日が市内小学校の運動会だったこともあり、21日は代休の小学生も多く見られた。
金環日食が千葉県内で観測できたのは173年ぶり。家族と一緒に会場を訪れ、天体現象を家族と一緒に目の当たりにした菊池心(しん)くん(6)は「(金環日食は)すごかった」と笑顔で話していた。