船橋最大級の音楽イベント「第5回ふなばしミュージックストリート」が10月21日、市内17会場で開かれ、117組の公募ミュージシャンが演奏する。

チラシ

　「音楽のまち　ふなばし」を掲げる船橋市の音楽の活性化を目的に、5回目の開催となる同イベント。主催は、ふなばしミュージックストリート実行委員会、船橋市、船橋市教育委員会、ふなばし音楽フェスティバル実行委員。例年1万人以上が来場するが、昨年は台風の影響で中止となった。実行委員長の小松優一さんは「昨年は中止になり悔しかったので、今年は昨年の分まで頑張って盛り上げたい」と話す。

　出場者の公募には、船橋市内からだけでなく、今回も近隣市や都内、神奈川県から約250組の応募があったという。審査の結果、117組約680人の出演が決定。子どもから高齢者まで幅広い層が参加する。実行委員やスタッフも全てボランティアで行い、今回も200人近いスタッフがイベントに向けて活動している。

　「1、2回目はやることが精いっぱい、3回目はそれまでの反省点を生かして開催し、今回は、10年後、20年後の方向性を見据えた上でじっくり考え、アドバイザーの方の力も借りて企画した」と小松さん。昨年に続き、アドバイザーとして平井堅や絢香、欅坂46などを手掛けている音楽プロデューサーの松浦晃久さんを迎え、さらに充実したイベント内容になっているという。

　「会場ごとにテーマを決めているので、いろんなジャンルを楽しんでほしい」と小松さん。今回は、「うたごえ喫茶」体験や子どもも楽しめるスタンプラリー、ストリートピアノなどの特別企画も。ストリートピアノは京成船橋駅直結のネクスト船橋1階にピアノを設置し、誰でも自由に弾くことができる。小松さんは「街角で音楽を聴いたり、飲食店などでは飲んだり食事したりしながら楽しい時間を過ごしてもらえればうれしい」とも話す。

　会場は、天沼弁天池公園、船橋グランドホテル、船橋駅北口おまつり広場、東武百貨店8階屋上、きららホール、フェイスビル連絡デッキ、Live酒場バディーズ、勤労市民センター、ジャズバーCoquelicot、スタジオパックス、スクエア21ビル前、市民文化ホール、うたごえライブハウスゴリ、ビビット南船橋 アトリウム広場、ららぽーとTokyo-Bay東の広場、IKEA、ミュージックバス。

　開催時間は会場によって異なる。入場無料。