船橋市地方卸売市場(船橋市市場1)で11月11日、51回目となる「農水産祭」が行われた。
同祭には、船橋市内で活躍する農水産業の各種団体が出店。生産者が消費者と直接コミュニケーションを取りながら農水産物を購入できる。
市場内の中央北寄りにある大屋根下の青果仲卸会社の売り場前には、地元ケーブルテレビ局「J-COM」、郵便局などの地元企業や市立船橋高校商業科がサプリメントメーカー「健康体力研究所」と共同開発したスポーツドリンク「市船アスリートウォーター」をPRするブースなどが並んだ。
水産仲卸会社の並ぶエリアの前には、農水産業の関係各団体が出店。生産者や市場関係者が自ら農産物や水産物などを販売したほか、「船橋のなし」大玉コンテスト出品の梨が展示された。
市場内西寄りの駐車場エリアでは、船橋市漁業協同組合の三番瀬みなとやの移動販売車「三番瀬直送号」、東北復興支援団体の「千葉ふなボランティアネットワーク」によるカキや、ホンビノス貝の浜焼きやみそ汁の販売などが人気を集めた。
例年、この日の営業を控えている関連商業組合棟の店舗の中からも駄菓子問店「山下商店」、飲料販売の「丸富商店」、食堂街の数店舗が営業したほか、関連棟の有志らによる輪投げゲームの出店、市場の案内所兼カフェスペースとして稼働する市場カフェによるイベントなどでにぎわった。
海老川沿いの本部横に設置されたステージでは、小松菜やホンビノス貝のPRソングや和太鼓の演奏などが披露され、市場のイベントで人気の高い「まぐろの解体ショー」などにも多くの人が集まった。
来場者は近年最高の2万2000人を記録した。