船橋港に「屋形船 つり滝」(船橋市湊町3、TEL 047-430-0100)がオープンして3カ月がたつ。
佐藤正和さんが店主兼船長を務め、妻のあけみさんと経営を切り盛りする。正和さんの父茂雄さんが「つり船の滝口」として1968(昭和43)年に創業した店舗を2002年に引き継いだ。
これまで、ほかの屋形船で料理人としての修業を積んできたという正和さんは、偶然知り合いの船宿から屋形船を手に入れ、独立しようと一念発起したという。
正和さんは「三番瀬の静かな海を知っていただき、食事をしながら満喫してもらえれば」と話す。船橋は大きな河川がないため、いきなり沖に出る形になる。三番瀬に向かうコースが多いが、風がない日は浦安沖にまで舟を出すこともあるという。
「料理は、漁港ならではの食材を使った、揚げたての天ぷら(海老、いか、キス、穴子等)や、船橋特産のホンビノス貝の酒蒸しがお薦め」とあけみさん。「ホンビノス貝にとって住み心地のよい海になってきたのか、年々おいしくなってきている気がする」とも。
船は貸し切り利用に対応し、定員は10人~50人。コースメニューは、「松プラン」天ぷら8品、オードブル、ホンビノス酒蒸し、刺し身盛り合わせ、おしんこ、枝豆、ご飯、みそ汁、フルーツ)」(1人=1万800円、2時間30分)、「竹プラン(天ぷら6品、オードブル、ホンビノス酒蒸し、おしんこ、ご飯、みそ汁、フルーツ)」(1人=9,180円、2時間30分)、「梅プラン(天ぷら5品、ホンビノス酒蒸し、おしんこ、ご飯、みそ汁、フルーツ)」(1人=7,560円、2時間)の3種類を用意する。
営業時間は6時~14時30分。