船橋大神宮(船橋市宮本5)で2月3日、恒例行事の節分祭が行われ、大勢の人でにぎわった。
同祭は立春を前に災厄をはらう意味を持つ年中行事の一つ。毎年午前と午後の2回行い、11時と16時に神楽の奉納を行い、神楽殿前庭で豆まきが行われた。今年は日曜だったこともあり、家族連れや子どもの姿が多く見られた。
神楽の舞は、神楽殿をおはらいする「巫女舞」、神さまを神楽殿に導く「猿田彦の舞」、福の神の恵比寿と大黒の「蛭子舞(ひるこまい)」、山の神である「鍾馗(しょうき)」が赤鬼と青鬼を退治する「山神舞(さんじんまい)」の4演目の舞が奉納された。
同祭には松戸徹市長が参加したほか、年男・年女の氏子らが厄よけの豆まきを行い、来場者に向けて豆や餅、菓子などがまかれた。豆まきが始まると、集まった人々が縁起物の福豆を手に入れようと手や袋を高く上げ、盛り上がりを見せた。
3歳と5歳の子ども連れの母親は「3歳の息子はみんなの盛り上がりに圧倒されて泣いてしまった。上の子はお菓子がもらえて喜んでいる」と話す。70代女性の一人は「今年は人が多くて福豆は一つも取れなかったが、天気がよくてよかった。舞を見るのも楽しい」と笑顔を見せていた。