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助産師と産前産後専門整体師が連携 ママの痛みに寄り添って

集合写真

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 助産師と産前産後専門整体師がママの痛みを理解し改善するための勉強会が6月23日、船橋市中央公民館(船橋市本町2)で開かれた。

勉強会の様子

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 クレール整骨院(本中山)院長の林晃輝さんは「昨年10月に開催された『子育て応援メッセ』で助産師会の田村さんと知り合ったことがきかっけで、今回の連携の話がまとまった」と話す。勉強会には鎌ケ谷市、静岡県、栃木県からも仲間が駆け付け、助産師会からは助産師18人が参加した。

 林さんは「mamaluxe(ママリュクス)」という産前産後の心と体のために活動に取り組んでいる。「ママリュクス」はフランス式の産前産後ケアの重要性をうたう全国組織で、フランス語で「ママに優雅になってほしい」という意味が込められた言葉だという。

 林さんはプロジェクターを通して、「あなたはなぜ助産師になろうと思ったのか」など問いかけながら、「子育てならぬ孤育てを余儀なくされているママたちも多く、腰痛や膝痛などの痛みにも耐えながら育児をしている人も多い」とママが抱える現状について話した。子どもの数は減っているにもかかわらず虐待数は増えているという現実にも触れ、「ママたちを肉体的精神的苦痛から救うために、産前産後ケアを助産師と連携することで前進させたい」との思いを説明。

 今日の目的は「妊娠中・産後のママたちが抱える『痛み・症状』に対しての対応やアドバイスができるようになること」であると紹介。そして、そういったママたちに直接会う機会が多い助産師たちからも、「勉強した内容を産前産後のママたちに伝えてほしい。今こそさまざまな分野の人たちが手を取り合う必要があるのではないか」とも。

 千葉県助産師会船橋地区会長の田村陽子さんは「最近痛みを訴える妊婦さんや産後のママが増えている」と話す。その要因について、「一因には、やはり高齢出産の増加。さらには、生活が便利になり、自分たちのころに比べ、若い人たちは体力が落ちていることなどもある」と話す。助産師も産前産後のママから痛みを取り除いてあげたいと思いつつも、そのノウハウを習得できていないためアドバイスできない歯がゆさがあったという。

 マタニティ期の腰痛、恥骨痛、股間節痛、足のむくみについて、また産後の腰痛、膝痛、腱鞘炎、肩こりを軽減するための運動などを実践した。林さんは「今後、ますますこのような形で連携が進むよう、努力していきたいと思う」と話した。

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