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韓国の出産後ケア専門施設「産後調理院」-船橋のビビット南船橋に

医療法人白報会グループで美容部門を担当するモディッシュ副社長の松永さん

医療法人白報会グループで美容部門を担当するモディッシュ副社長の松永さん

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 船橋のビビット南船橋に8月24日、産後ケア施設「Mammy Camp TOKYO BAY」(船橋市浜町2、TEL 0120-894-091)が開院する。

Mammy Camp TOKYO BAY」館内の様子(関連画像)

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 同施設は、韓国の産後ケア施設「産後調理院」を日本に導入したもの。産後調理院とは、出産直後の女性が抱えやすいトラブルを緩和し、解決させることに特化した専門のケア施設で、エステなどの美容分野やカウンセリングなどの指導分野に特に力を入れた宿泊施設。

 韓国の母乳ケア指導者で「アモリウム産後調理院」のパク・ギョンスクさんから伝授されたケア指導や、自社ブランドの化粧品、アロマ商品などを活用したエステやケアサービスを提供する。運営するのは医療法人白報会グループで美容部門を担当するモディッシュ(渋谷区)。

 施設の専有面積は370坪。個室は、「スイートルーム」(約17坪)1室、「スーペリアルーム」(約9坪)6室、「スタンダードルーム」(約6坪)13室に予備室(約6坪)2室の合計22室。各室にシャワー、トイレ、テレビ、冷蔵庫などを備え付け、おむつやアメニティー関係を常備する。

 そのほか施設内には、ママがリフレッシュしている間、赤ちゃんを預かる新生児室や、自社ブランドのハーブティーを常備したリフレッシュカフェ、母乳ケアの指導を行う「多目的ルーム」やエステ、ヘッドスパ、足湯などを提供する「スペシャルケアルーム」も併設する。スタッフは25人、助産師、保育士、子育て経験のあるママ、エステティシャン、ヘッドスパニスト、コンシェルジュなどが常駐する。

 滞在は1週間のプランを用意。スタンダードプラン6泊7日滞在で費用は税別29万4000円~。期間中は、衛生面に気を使った個室を利用する。1日3食とおやつは、同時期に出産した他の利用者とのコミュニケーションを促進するため施設内併設のカフェ・ラウンジでとる。

 ビビット南船橋では、同施設誘致に当たり商業施設としての登記から宿泊施設への変更をかけ、4階および階下のフロアに水回りやエアコンを中心とした大規模な改修を行った。「国内では初めての事業なので、テナントを確保することが困難だった」と、同社副社長の松永久美子さんは開業までを振り返る。「産後調理院には、日本の文化を変えるほどの大きな可能性がある」とも。

 電話・面会受付時間は10時30分~19時。

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