ふなばし三番瀬環境学習館(船橋市潮見町)の2階多目的ホールで9月14日、15日に「三番瀬 鳥と海の生きものアートフェスティバル」が開催された。
同館がアートフェスティバルを開くのは今回が初となる。アート作品と干潟の生き物を通し、鳥や海への生き物への興味・関心を相乗効果的に高めることが目的。多目的ホールには17のブースが並び、魚のはく製、貝がら細工、布小物、魚類の骨格標本、消しゴムはんこ、深海魚グッズ、プラバンアート、絵画など、さまざまなジャンルのアーティストがブースで来場者と交流した。
事前に三番瀬を訪れ観察会に参加した出展者も多く、プラバンアクセサリー作家のhoccolieさんは「先日は三番瀬にどんな生き物がいるのかも見た。そこで今回はアカエイのプラバン制作キットを作った」と話す。サメやフグの皮に実際に触れる展示もあり、「かたい。ざらざらしている」と驚いている子どももいた。
15日には屋外で、船橋市観光協会が主催する「ふなばし三番瀬マルシェ」を同時開催。市内飲食店のキッチンカーやブースが並んだ。出店していたのは、「三番瀬みなとや」「酒楽家あま野」「街のピザ屋コンパーレ・コマーレ」「Kim's ケータリング」「奈良養鶏園」「たけちゃん農園」「Warm Heart Cofee」「船橋市漁業協同組合」など。
スタンプラリーも行われ、スタンプを4個集めた人に梨1個またはホンビノス貝が漏れなく進呈された。担当者によると、同日は180人が景品引き換えに訪れたという。
同館広報の小澤鷹弥さんは「日曜は特に盛況だった。来館者は通常の日曜と比べ1.5倍ほど。特に親子での来場が多かった。アートフェスティバルに出展しているアーティストのファンも多く来館していたようだ」と話す。「来年は、規模を少し拡大して開催予定」とも。