船橋駅南口の仲通り商店街にある家庭風居酒屋「キッチンなお」(船橋市本町4、TEL 090-3213-1245)がオープンして約2カ月たつ。
店主は船橋市出身の松本直樹さん。19歳から飲食業を続け、同店のオープン前は都内の居酒屋で働いていた。母の明子さんが営む総菜店が入っていたビルのリニューアルを機に、母から店を譲り受け、業態を変えて家庭風居酒屋としてオープンした。
店名は名前の直樹から。松本さんは「店名にキッチンと付けたのはみんなの台所のような店にしたかったから」と話す。
店舗面積は約4.5坪。白を基調とした店内は、木目調のテーブルを置き落ち着いた雰囲気。メリハリをつけるために床は黒にしたという。2人掛けテーブル2卓とカウンター3席。カウンターにはコンセントを完備する。店内にはテレビも置き、自宅のリビングで食事しているような雰囲気を味わえる。
メニューは明子さんから伝授された「だし巻玉子」(600円)、総菜店から続く秘伝のねぎしょうゆたれをつけて食べる「とりからあげ」(500円)、フランスパンを丸ごと半分に切って焼き上げる「ロングピザ」(800円)、実は生ハムがのっているという「大根と水菜のサラダ」(500円)など。材料があればメニューにない料理も作ることができるという。
最大7人までの貸し切りで宴会コースもある(3,000円~)。客層は30~60代と幅広い。今後は女性も気軽に来店できる店作りが課題だという。松本さんは「地域の人に愛される店を目指すため、船橋産の食材を使った料理も考えていく予定。店が奥まった場所にあり、分かりづらいかもしれないが、気軽に来店してほしい」と笑顔で話す。
営業時間は11時30分~14時30分、16時~23時30分。