イオンモール船橋(船橋市山手1)1階で11月10日、アート&クラフト市「ふなわっか」が開催され、市内を中心に活動する作家・アーティストによる30以上のブースが並び、会場はにぎわった。
同イベントは2015(平成27)年10月に「御菜浦・三番瀬・港まつり」の会場で同時開催したのが始まり。その後は、船橋本町通り商店街振興組合が主催する街イベント「きらきら春の夢広場」などと同時開催するなど、別のイベントに付随する形で行ってきた。今年は初の単独主催イベントとなった。
活動の目的は、船橋にゆかりのあるクラフト作家の作品展示、交流や情報発信など。アート&クラフト市の振興と活性化にも力を注いでいる。現在の運営委員代表は2代目で、西船橋で「アティナカルチャースクール」を主宰する小名木泉葉(おなぎいずは)さんが代表を務める。
これまでは参加アーティストが8組ほどの規模で行ってきたが、今回は、つながりのあるアーティストや作家への声掛けに加え、公募も募った結果、36の出展者が集まった。
アクセサリー、キッズ&ベビー用品、フラワー雑貨などの販売ブースのほか、船橋市内に住む「缶響アーティスト」の津田のぼるさんやイラストレーター・小倉正巳さんも作品の展示・販売を行った。ワークショップコーナーでは、チョークアート、手作り匂い袋作りなど、多彩なブースが並んでいた。
「市内にはマルシェイベントがたくさんあるが、当イベントの特徴は年齢層の高い方の参加も多く、そこがにぎわっているという点」と小名木さん。「たまたまこの場所に買い物に来ていた人が、『こんなのがあったのね』とイベントを知ってもらうきっかけになったこともうれしい」と話す。