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船橋・新京成電鉄に14年ぶり新型車両 安全、快適、省エネに配慮し開発

デザインにもこだわった新型車両「80000形」

デザインにもこだわった新型車両「80000形」

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 新京成電鉄(鎌ヶ谷市くぬぎ山)が12月27日、新型車両「80000形」の運行を始める。

開放感のある車内の様子

 同車両の外観デザインは、スピード感を表現したジェントルピンクのラインに、柔らかさのある丸みを帯びた先頭形状が特徴。新京成電鉄が掲げるスローガン「まいにち、ちょっと、新しい」を表現したという。

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 車内デザインは、袖仕切りを大型化するとともにガラス埋め込み式を採用し開放感を持たせ、ドアの横には新京成伝統の「鏡」を取り付けた。座席シートはハイバック座席を採用し、座り心地を改善したという。手すりは、指紋などが目立たない加工を施し、清潔面にも配慮。前面、側面のガラスはUV加工を施した。

 中間車両にはフリースペースを親設し、車いす、ベビーカー利用の乗客、荷物の多い乗客に配慮する。疲れ軽減に手すりを兼ねた腰当ても設置する。空気清浄装置は1車両当たり4台設置。防犯カメラは一車両当たり3台設置し、セキュリティー向上を図る。

 車内案内表示は2画面式17インチモニターを設置。停車駅、駅情報、啓発案内、非常時案内などを日本語、英語、韓国語、中国語の4カ国語で表示する。床下機器、主回路装置は8800形リニューアル車より採用しているフルSiC素子適用VVVF装置を採用し、N800形と比較して約19%の省電力化を実現した。ブレーキ装置は、MBSA型を採用し、天候にも影響されない安定した制御力を実現。メンテナンスの効率化と環境負荷低減を図るという。

 乗務員室は、タッチパネル式のモニター装置を採用し、行き先表示器や放送装置を自動制御する。ブレーキ段数は従来の5段から7段にし、乗り心地向上に務める。補助電源装置は、3レベルIGBT静止型インバーターを搭載し、低騒音化と省エネルギー化を実現した。

 新京成電鉄車両課長の浜崎さんは「受け継ぐ伝統と新たな価値の創造をコンセプトに京成電鉄と共同で開発した。共通設計する狙いはお互いのノウハウを生かしグループとして良い車両を作ること、初期車体の骨組みの段階から一緒に設計していること。設計費も共同でやることで大幅に削減できた」と話す。

 「すべてのお客さまに心地よくご利用していただくため、安全、快適、省エネを実現した。営業運転区間は松戸駅から京成津田沼駅間まで。京成線への乗り入れについては、現段階では未定だが、将来的には乗り入れる予定」とも。