船橋の二宮神社近くにボタニカルショップ「MIDORIYA」(船橋市田喜野井3)が12月1日、オープンした。
同店店主は船橋育ちの菊地裕介さん。菊地さんは、ビオトープづくりをはじめ、ホタルの飼育やホタルのイベント実施をしている会社「mameco」(東京都中央区)を経営。今回「MIDORIYA」がオープンした場所は、元は菊地さんが作業場として使っていた所。そこを改装し、同店のコンセプトである「緑豊かな庭作り、緑があふれる家作りをお手伝いしたい」という思いから店舗をオープンした。店長は菊地裕介さんの妻・祐子さんが務める。
店名は祐子さんの祖父母が長野県で営んでいた商店の名前が「みどりや商店」だったことにちなんでいる。店のマークである猫は祐子さんが飼う猫、5匹のうちの1匹がモデルになっているという。
「作ることが好き」という菊地さん夫妻は、店内の改装も夫婦で作業した。扱う商品は、観葉植物やドライフラワー、サボテン、雑貨など。
祐子さんは「ホームセンターでも今は多くの植物を扱っているが、当店では、ほかではあまり見ない、ちょっと珍しいものを提供したい」と話す。植物は以前から好きだったというが、「同店のオープンにあたり、改めて勉強した。お客様に喜んでいただける接客を目指す」とも。
裕介さんは「地元の人も喜んでくれてうれしい」と話し、祐子さんは「とにかく楽しい。自分の目で見て選んだものを、お客さまが気に入って手に取ってくれることがうれしいし、やりがいになる」と笑顔を見せる。
祐子さんは「隣りでは、義理の妹がピラティスのスタジオをやっているので、その場所を借りて、今後は主人が育てている苔を使った苔テラリウムや、花屋の友人にスワッグ作りなど、教室も開いていきたい」と意気込みを話した。
営業時間は11時~17時(土曜・日曜は18時)。