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船橋市内外の母親たちから市内親子へマスク170枚寄付 子育て世代へ無償配布

マスク配布の様子

マスク配布の様子

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 一般市民が市販のマスクを購入できない状況が続く中、模型材料メーカー「光栄堂」(船橋市北本町2)で4月23日・24日、寄付されたマスク170枚をマスクがなくて困っている子育て世代へ届ける企画「布マスクを届けようプロジェクト」が行われ、子育て世代へ無償配布した。

寄付されたマスクの一部

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 同プロジェクトは、市内の母親向け情報紙「Mamachi(ママチ)」編集部と母親たちの団体「ニコ・mama船橋」のメンバーが企画した。4月10日からフェイスブックとインスタグラムを使い、マスクの在庫に余裕がある人、両団体とつながりがあるハンドメード作家から少しずつマスクの寄付を募った。最終的には船橋市を含め、八千代市、習志野市、茂原市など市外のエリアからも多くのマスクが寄付され、布マスク・不織布マスクと合わせて170枚のマスクが集まった。

 Mamachi編集長の小林さんは「人をどこかに集めることを避けるため、寄付として送っていただくマスクの受取場所、配布場所、配布方法をどうするかが問題だったた。もともと地域の子育て世代向けのイベントを開催し、地域貢献に力をいれていた『光栄堂』さんに協力を打診したところ、快く受けてくださった」と話す。

 希望者のマスク受け取り方法には、当日の密集を避けるため同社の予約アプリを使う。時間ごとに人数を区切り、感染予防対策を採った。予定枚数よりも多くのマスクが集まったため、1世帯当たり大人用マスク4枚・子ども用マスク4枚(布・不織布混合)を配布。受け取りに訪れた主婦は「小さな子どもいるし、いつコロナにかかってしまうか心配だったので、手元にあると安心できる。大事に使いたい」と話した。

 寄付されたマスクの中には「こんなことしかできないが、少しでも役に立てたらうれしい」「少し多めにマスクが作れたので」というメッセージも添えられていたという。

 同プロジェクトでは、ハンドメード作家と飲食・小売店をつなげ、手作り布マスクの販売場所を増やす活動も行っている。マスクが購入できる店舗は「Mamachi」ホームページで紹介している。

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