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船橋・就労準備支援施設にコニュニティースペース 空き時間を有効活用

及川恵さん(右から4番目)

及川恵さん(右から4番目)

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 企業組合労協船橋事業団(船橋市高根台6)が5月31日、就労準備支援施設「らいふあっぷCollege」(習志野市津田沼4)と、同施設内にコミュニティースペース「ともだちや」(TEL 070-3889-6256)をオープンした。

「ともだちや」外観

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 「らいふあっぷCollege」は、就労が困難な18~65歳の習志野市民に対して就労に向けたサポートを行う。「ともだちや」は同施設で週3回あるサポート事業が休みの日を使い、地域住民の交流の場としてオープンした。

 新コロナウイルスの影響で同施設の再開スケジュールが未定で、「ともだちや」もまだ利用できる日時は未定。管理者で同事業団職員の及川恵さんは「ここでこんなことをしたいなどの利用方法の提案や相談、見学など、お話をだけでも先に聞ければ」と話す。

 この日は11時のオープンから見学者が途切れずに訪れた。「NPO法人「生き方応援団LaLa」(船橋市前原西1)の伊藤健太郎さんは「Wi-Fiが使えるため、ZOOM会議の講習会を開きたい」と話す。

 施設内では「ふくろう珈琲」(船橋市行田1)のコーヒー試飲会や豆の直売会、タイ北部の山岳部族の手作り品販売、リユース品のプチフリマも行われた。「ふくろう珈琲」の三枝佑太さんは「今後はイベント時の出店や、コーヒー講座が開ければ」と話す。

 店舗面積は約19坪。新コロナウイルスの感染防止を考慮して入室定員は当面の間、5人程度までとする予定。換気を常に行い、手指の消毒液も常備する。テーブル、椅子のほかに簡単な調理道具、食器、卓球台、Wi-Fiを備え、持参したパソコンなどの利用に対応する。

 施設名の「ともだちや」は、絵本「ともだちや」(作=内田麟太郎、絵=降矢なな)から名付けたという。「地域の方たちの友達作りの場所となり一緒に何かできれば。船橋市やほかの地域の方も歓迎。一緒に盛り上げてくれるサポーターも募集している」と及川さん。

 問い合わせ、見学や利用の予約は電話で受け付ける(平日=10時~18時)。

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