船橋市出身のロックバンド「THE NUGGETS(ザ・ナゲッツ)」がアメリカデビュー、世界ツアー、ドライブイン型ライブを成功裏に終えたことを松戸徹市長に報告するため、7月27日、船橋市役所(船橋市湊町2)を訪れた。
船橋市を拠点に活動する「ザ・ナゲッツ」は、大穴小学校、大穴中学校出身の幼なじみ同士で結成されたロックバンド。中学2年生でバンドを結成、2015(平成27)年に全国版ミニアルバムをリリースしてプロデビューし、今年で結成12年目となる。
メンバーは、ボーカルの工藤わたるさん(25)、ベースの大牟田徹さん(26)、ギターの西山浩喜さん(26)、ドラムの加治工芳(かおる)(25)さんの4人。
昨年にはアメリカ大陸横断ツアーを成し遂げた同バンド。今年は「地球まるごとカチコミ道場破り2020」と題して2月15日から3月8日にかけて、オーストラリア、マレーシア、インド、エジプト、イギリス、スペイン、アメリカの世界7カ国10会場で世界ツアーを行った。3月にはアメリカでCD「DARK HORSE」を発売している。
世界ツアーでは背中に「船橋」と書いたTシャツを着用してライブに挑んだというメンバーたち。「『海神町ランデヴー』を歌うと、海神町コールが起こったこともあった」と振り返る。日本人がライブを行うのは初だったというエジプトの会場では、「英語もあまり通じなくて苦労したけど、最後は盛り上がってみんなノリノリだった」と話す。「行く前は不安でしたが、世界各国の人に音楽を伝えることができて自信につながった」とメンバーら。
7月5日には「新型コロナウイルスの影響でライブ活動が厳しい状況の中でも音楽を楽しんでほしい」という思いで、ロックバンドでは日本初となるドライブイン型ライブを千葉県長生郡長柄町で開催した。「安心して参加してもらえるように趣向を凝らし、会場には約100台の車が集結した」とも。
松戸市長は「ナゲッツの曲は頭の中に残る曲が多い。いろんなところでナゲッツの曲が聞ければうれしいし、これからのさらなる活躍を楽しみにしている」とエールを送った。
現在は、年末に発売予定の3枚目となるフルアルバム作成に向けて活動している同バンド。「ライブがなかなかできない状況ではあるが、これからも、日常のことを忘れられるようなライブを提供していきたい」と今後の目標を話した。