新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続き収束の見通しがつかない中、12月23日、市内3つのパン店が船橋市医師会(船橋市北本町1)にクリスマスパッケージなどの菓子を250袋届けた。
5月に行われた「医療機関にお菓子を贈ろうプロジェクト」の一環で、募金箱を設置し地域の人たちの気持ちも併せて菓子を贈ろうというもの。
パン店3店舗は、店主・古宮義和さんの「Little Breads To Go (リトル・ブレッズ・トゥ・ゴー)」(本町1、TEL047-437-8733)、店主・宮下真彦さんの「ラ・ナチュール ハイジ」(咲が丘3、TEL 047-468-8142)、店主・高村清太郎さんの「アーノルド・フジ・タカムラ」(芝山3、TEL047-464-6974)。
これまで医師会へ3回、地元の病院へ2回菓子を届けてきたというが、古宮さんは「『クリスマスシーズンにまた菓子を贈りたいね』とみんなで話していた。ただ、この行為が医療関係者の負担にならないかが、何より心配だった」と経緯を話す。
これまで医師会会長の寺田俊昌さんからは感謝状が届き、病院からも多くの感謝の手紙などが送られてきたという。医療従事者の声を確認したのが、「Little Breads To Go」の常連客であり医療関係会社に勤務する君塚靖さんだった。古宮さんは「むしろありがたいことだと喜んでいただけていることが分かり、今回の運びとなった」とほほ笑む。
古宮さんは「自分たちはコロナ禍でできることはなく、医療従事者にお願いするしかない状況。自分ができることを考えて、少しでも医療に従事する方々が安らぎのひとときを過ごせるよう、その一助になればと思っている」と、3店を代表して気持ちを伝えた。