JR津田沼駅前に昨年オープンした沖縄料理店「遊び庭(あしびな~)」(船橋市前原西2、TEL047-403-5080)が、間もなく開店1周年を迎える。
同店を経営するのは、沖縄県出身の仲村渠(なかんだかり)涼兵さん。社会に出てからは沖縄の繁華街「国際通り」の土産物店、銀座の沖縄県アンテナショップ「OZmall」で働いた。その後、JR津田沼駅近くの沖縄料理店「はいさい」やメキシコ料理店「サンズダイナー」などを経営する「ティーダカンパニー」に10年勤務して独立した。
店舗面積は約10坪。カウンター4席、小上がり・掘りごたつ12席、テーブル席8席がある。
フードメニューは、沖縄そば(850円)などの定番沖縄料理に加え、ジューシーな沖縄県産の豚やパイナップルポークを使ったラフテー丼(900円)、ラフテー煮(650円)などの肉料理など。仲村さんオリジナルで沖縄食材を使った「ラフテーマヨサラダ」(950円)、「タコスボール」(400円)、「やんばる若鶏の唐揚げ」(300円)や、ケチャップベースで味付けした沖縄そばのナポリタン「沖縄ナポリタン」「あしびなぁそば」などの創作料理も。
生ビールは沖縄の定番「オリオンビール」。沖縄県内のブルワリーが提供するクラフトビールも「75(なご)ビール」をはじめ6種を用意。ハイボールや泡盛も。ソフトドリンクにはパッション、マンゴー、パインなどの南国風なもの合わせ全10種。「さんぴん茶」も用意。
仲村さんは数年前から独立を視野に入れて経験を積んできてはいたが、実際にいつ独立するという目標は掲げてはいなかったという。現在の物件が居抜きで募集されたのを聞き、「即決しなければならない」状況になった時「いまが独立のタイミングだ」と覚悟を決めたという。
同ビル4階に入居の沖縄家料理店「焼酎BAR世海」や近くにある沖縄料理専門の居酒屋「はいさい」も、仲村さんがあいさつに行くと、両店主とも「応援するよ!」と快く背中を押してくれ、関係は良好だ。
4月の緊急事態宣言を受けて毎日入っていた予約はほぼキャンセル。売上が立たない日々が続いた。ランチ営業やテークアウトで急場をしのいだ。感染症対策を施し、SNSを活用して情報発信に努め来店客の安心に尽くした結果地元の常連客が増えてきたという。
営業時間は11時30分~24時(緊急事態宣言により現在は20時まで)。入り口やトイレにはアルコール消毒を置き、カウンターには仕切り板、座敷席に仕切りを付け感染対策をしている。