JR下総中山駅近くのもつ煮込みの店「にこみ旅行」(船橋市本中山2、TEL 070-8466-5086)が1月9日から、もつ煮のテイクアウト販売を行っている。来店客からの声に応える形で1月21日、立ち飲みもできる店舗としてグランドオープンした。
店主・福山真由美さんは、3軒隣のカフェ「MEZZO FORTE(メゾ・フォルテ)」(本中山2)も経営する元日本航空のCA。「にこみ旅行」は、現在自粛期間中ということもあり不定期でのオープンになるが、自粛明けからは無休で元CA3人が交代で店に立つ予定。店舗面積は4坪、ソーシャルディスタンスを取り、カウンター席は5人まで。
福山さんはテークアウトの店を以前から考えていたという。「もつ煮込みをもっと女性に身近な食べ物として認知してもらえるようにしたいという思いもあった」と福山さん。テークアウトもできるもつ煮込み料理の店「にこみ旅行」の愛称は「にこみん」だという。
店名の「にこみ旅行」の「旅行」には2つの思いがある。福山さんは「看板を見て『えっ!中山に旅行店ができたの?』と興味を持ってもらえたらと思った」といたずらっぽくほほ笑む。
同店のメニューは福山さんが出合ったもつ煮込み店の味を福山さん流にアレンジした「にこみ」(350円)と「にこみ旅行」(600円)の2種類。「にこみ旅行」には月替わりで世界の煮込み料理を堪能してもらい、「世界旅行しているかのような気分を味わってもらえたら」という思いもあるという。
メニュー「にこみ旅行」は自粛明けから本格提供予定。テークアウトは「にこみ」(550円)のみだが、コンニャクが入らない分、モツの量が多いという。
もつ煮込みは翌日用のものを前日から煮込み、モツをはじめとした食材は市内の店舗から仕入れている。ドリンクはビール、ウイスキー、チューハイ(以上350円)、レモンハイ、緑茶ハイ(以上400円)などがある。
近隣在住の来店客の一人は「もうほかのもつ煮が食べられないくらいおいしい」と満足そうに話した。「女性が入りやすいよう、赤を基調とした、温かい雰囲気づくりを心がけている」と福山さん。
営業時間は15時~19時(自粛明けは22時まで)。現在は不定休だが、自粛明けは無休を予定。