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「船橋新京成バス」が通勤・通学定期券に「金額式IC定期券」 3月導入開始

船橋新京成バス

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 船橋新京成バス(鎌ヶ谷営業所:鎌ケ谷市鎌ケ谷1)は3月、通勤・通学定期券に「金額式IC定期券」を導入し、これまでの「区間指定定期券(磁気式)」の販売を終了する。

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 「金額式IC定期券」は利用者が所持する交通系ICカード「PASMO」や「Suica」にも発行できるバス定期券。これまで定期券は決まった区間でしか利用できなかったが、金額式IC定期券は運賃区間の金額で発行するため、同金額内であればどの区間でも利用できる。

 乗り越し時には自動精算でき、チャージ残高から不足金額を引くため、チャージ残高があれば小銭を用意することも不要となり、スムーズに精算できるようになるという。これまで定期券の乗り越しは、乗り越し区間の普通運賃を支払わなければならなかったが、IC定期券のは設定金額と乗り越し区間の差額のみを支払う。

 金額式IC定期券を導入するのは千葉県内では同社が3事業者目。「バスと電車の定期が1枚になり、電車とバスの定期券を別々に持つこともなくなる」と同社広報担当者。他事業者のバス定期券が書き込まれている場合など、まとめることができないケースもある。

 利用者が所持する交通系ICカード「PASMO」や「Suica」に搭載できるほか、「記名金額IC定期券」と「無記名金額IC定期券」を発売予定。記名タイプのものは、紛失時に再発行が可能となる。その場合、別途規定の再発行手数料、デポジットを支払う必要がある。無記名タイプは紛失時に再発行できない。

 通勤・通学定期券のみ発行でき、期間は1カ月、3カ月、6カ月の3種類。普通運賃が180円の区間は通勤1カ月=8,100円、6カ月=4万5,200円、通学1カ月=6,480円、6カ月=3万6,100円。270円区間の場合は通勤1カ月=1万2,150円、通学1カ月=9,720円。今までの区間指定定期券と定期券金額が変更となる。身体障がい者割引設定もある。

 有効区間は船橋新京成バス一般路線全線。各自治体コミュニティーバス、深夜急行バス、実証実験路線(丸山循環線・八木が谷循環線)、イオンお買い物バス、船橋アリーナ線では利用不可。

 販売場所は、これまでの定期券と同じく、「鎌ヶ谷営業所」(鎌ヶ谷大仏駅ビル内)、「習志野営業所」(習志野車庫バス停前)、「船橋駅北口案内所」(バスターミナル5番のりば前)、「津田沼駅北口案内所」(2番のりば前)、「北習志野駅案内所」(ロータリー5番のりば付近)。

 これまでの「区間指定定期券」は有効期限までそのまま利用できる。

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