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船橋・習志野駅近くにビストロカフェ「SANANCHE」 野菜のうまみ生かしたメニュー提供 

1食に淡路島産玉ねぎ約1個分を使っているというオリジナルカレー

1食に淡路島産玉ねぎ約1個分を使っているというオリジナルカレー

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 新京成電鉄習志野駅近くにあるビストロカフェ「SANANCHE(サナンシェ)」(船橋市習志野台4)がオープンして半年がたった。

店舗外観

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 船橋市で生まれ育ったという店主の佐藤早苗さんは、調理師をはじめ、日本野菜ソムリエ協会公認野菜ソムリエ、野菜&果物コンシェルジュ、食育実践プランナーなどの資格を持ち、これまで飲食店や保育園で調理師として働いてきたという。

 「生まれ育った地元で、野菜を多く食べられる店を作りたい、周りにカフェがないので、自分が行きたい店を作りたいとの思いから習志野駅前に店をオープンした」と佐藤さん。

 「子どものころは好き嫌いが多かった」とも。「料理を始めたきっかけは、苦手な野菜をどう調理したら食べられるようになるかと考え始めたことから。野菜は調理の仕方しだいでおいしく食べられる。今は野菜が大好き」と笑顔を見せる。

 店内は白色を基調に落ち着いた雰囲気を演出し、子連れから年配まで幅広い客でにぎわう。店舗面積は約8坪。席数は、2人掛けテーブル席10席。店名の「SANANCHE(サナンシェ)」は、「早苗(さなえ)」と「マルシェ」をかけ合わせた造語。ロゴは佐藤さんがデザインした。

 メニューは、パスタ(1,100円)、ハンバーグ(1,200円)、カレー(1,100円)など。単品メニューと合わせて注文し手軽に一日分の野菜を食べてもらおうと、サラダ、副菜、スープをセットにした「おやさいセット」(200円)も用意する。

 「メニューは試作を重ねて作った」と佐藤さん。カレーの味がなかなか決まらない時、「淡路島産玉ねぎ」に出合ったという。料理には淡路島産玉ねぎを使い、玉ねぎのうまみを生かし調理している。カレーは小麦粉を使わず、煮込んだ玉ねぎのみでとろみを出し、1食で玉ねぎ約1個分を使っているという。パスタは生パスタを使い、モチモチ食感にこだわる。

 佐藤さんは「私の料理を食べた人がおいしいと言ってくれるのが本当に幸せ。私も野菜嫌いだったこともあり、野菜嫌いの人の気持ちがよく分かる。これからも野菜のうまみを生かし、手間をかけ、心を込めて調理したい」と話す。

 営業時間は11時~17時。日曜・月曜定休。店内では新型コロナ対策として、入店客に着席前の手指消毒を呼び掛けるほか、室内換気、透明ビニール製のパーティション設置を行う。

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