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東武船橋店で「京葉銀行カレンダー画家展」 千葉県ゆかり19人の作品展示

あいさつをする船橋店店長・田中さん

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 東武百貨店船橋店(船橋市本町7)6階のイベントプラザで7月6日、「京葉銀行カレンダー画家展『きずな』」が始まった。 

東武船橋店で「京葉銀行カレンダー画家展」 千葉県ゆかり19人の作品展示

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 京葉銀行では自社が発行するカレンダーの挿絵として、1974(昭和49)年から千葉県にゆかりのある画家の作品を起用したカレンダーを制作。2005(平成17)年からは、千葉県出身または在住の若手の画家を中心とした形式に変えたという。

 一方、東武百貨店は17年ほど前から船橋にゆかりある若手の画家の展示会を開く取り組みも行ってきた。同店では、「京葉銀行カレンダー」に採用された画家の作品展示・販売会も回を重ねている。

 今回は、京葉銀行カレンダーに関わってきた千葉県出身・在住の画家19人の作品を集め、カレンダー史の20年間の軌跡を振り返るグループ展の開催となった。

 オープニングセレモニーで、同行常務の佐藤聖治さんは「千葉にルーツのある先生方の作品を鑑賞することで地域への愛着がより一層深まるのでは」と話す。販売会での収益の一部は芸術文化振興のために千葉県に寄付する。「県内の文化振興に貢献できればうれしい」とも。

 参加画家は、泉東臣(はるおみ)さん、綿引はるなさん、小林範之さん、瓜生剛さん、椎名保さん、前田麻里さん、近藤隼次さん、松岡歩さんほか全19人。約50点の作品を展示する。

 画家代表としてあいさつした市原市在住の前田麻里さんは「個々で活動している皆さんと一つの展示会をできる機会はなかなかない。こうした機会にも感謝ですが、『カレンダーで作品を見たよ』とカレンダーがつないでくれる縁にも感謝している」と話す。

 17年ほど前、同店で作品を展示したことが画家への道を決めたきっかけだという市内在住の日本絵画家・泉東臣さんは「当時、自分の作品を見てもらう機会が無かったら、私は画家の道を歩んでいなかった。昔から身近な京葉銀行のカレンダーに自分の作品を載せてもらい、昔から慣れ親しんでいる東武百貨店で今自分がここに画家として参加している。名誉とも感じているが、このつながりや空間がとても面白い」と心境を明かした。

 開催時間は10時~20時(最終日は16時閉場)。入場無料。今月11日まで。

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