緊急事態宣言が9月30日で解除されたことにより、これまで休館や利用制限のあった船橋市内の公共施設のほとんどが10月1日から、利用制限を解除したほか、「ふなばしアンデルセン公園」(船橋市金堀町)や「ふなばし三番瀬環境学習館」(潮見町)も再開した。
解除となったのは、船橋市内の全児童ホーム、全子育て支援センター、全老人福祉センター、全公民館、船橋市リハビリセンター、在宅医療支援拠点ふなぽーと、総合体育館(船橋アリーナ)や運動公園などのほか、市民文化ホールや市民文化創造館(きららホール)など。市内全「老人憩の家」は引き続き休館となっている。
ふなばしアンデルセン公園では、10月1日は悪天候だったため来園者は少なかったものの、解除後、最初の週末である翌2日は台風一過の晴天とあり、カメラを片手にした来園客やドームテントを持参する家族など、さまざまな客が同園を訪れいた。
同園職員の藤田司さんは「やっと園内で皆さまの笑顔が見られて、私たちもホッとしている」と園の再開に安堵(あんど)の様子を見せる。「ステージイベントはまだ通常通りには行えていないが、屋外での『コスモスまつり』『グリーンマーケット』などは開く予定。感染対策を取って開園しているので、コスモスも見に来てほしい」と呼び掛ける。
コスモスは約20種類、約10万株が園内に植えられ、「一番の見どころはメルヘンの丘ゾーンの『コスモスめいろ』。今はまだ分咲きで、見頃は来週辺り」と藤田さん。コスモスまつりは10月31日まで。
同園では11月28日まで、入園者数の制限を設けている。10月16日~11月28日の土曜・日曜・祝日は、年パス保持者など一部の人を除き、日付指定前売り券の購入が必要となる。