ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町)で11月13日から、「アンデルセンの切り紙とコンクール入賞作品展」が開催される。
展示内容は、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(以下アンデルセン)が残した切り紙やコラージュ作品(複製)を原寸大でパネル化した75点や、アンデルセンが切り紙の名手であったことにちなんで始まった「アンデルセン公園きりがみコンクール」の第12回までの歴代コンクール入賞作品。
生涯独身だったアンデルセンは、毎晩のように友人知人の家に招かれ夕食を共にした。そして、話を頼まれると快く語って聞かせ、話をしながら紙を折り畳み、はさみで切り込みを入れ、締めくくりのあいさつで切り込みを入れた紙を広げて見せたという。
切り紙自体は珍しくなかった時代だったというが、アンデルセンの作品は妖精や踊り子の姿が現れるというファンタジーあふれる作品で、モチーフが独特なものだったという。
「アンデルセン公園きりがみコンクール」も今年で第13回を迎え、12月28日まで、作品を募集している。コンクールの歴史を振り返りながら、切り紙の楽しさを感じていただけるよう第1回からの入賞作品を一堂に展示する」と担当者。
今月27日には、切り紙の楽しさを体験できるワークショップ「アンデルセンと一緒に切り紙コラージュ」を開催。切り紙研究家の下中菜穂(なぼ)さんが講師を務める。要事前申し込み。
開園時間は9時30分~16時。月曜休園。入園料は、一般=900円、高校生600円、小・中学生=200円、幼児(4歳以上)=100円、65歳以上無料。12月26日まで。