船橋の梨農家「芳蔵園」(船橋市二和東2、TEL 070-8443-1174)で11月20日、子ども向け農業体験&料理教室「ベジとるとる」がスタートした。
同園は主に梨やブドウを生産する農家。現在は6代目園主・加納慶太さんと、妻の智恵さんが主となり、近年では廃棄対象の梨を使った加工品をクラウドファンディングを通して生産したり、フルーツサンドなど加工品を販売するキッチンカーを稼働させたり、さまざまな取り組みをしている。
智恵さんは「私自身、農家への憧れがあった。農家ってかっこいいと思い、農家の嫁になりたかった。だから、『農家ってかっこいい!』と思ってもらえるような機会を私たちが提供することで、農業に興味を持ってくれる人が増える世の中にしたい。農業は、今継承者不足もある。農家になりたいと思う子どもが増えれば、そうした問題も解消され、未来の農業がより良いものになるのでは」と話す。
内容は、智恵さんの主力商品「フルーツサンド」をみんなで作り、その後芳蔵園の畑へ移動し、大根、カブ、ホウレン草の収穫体験を行った。
料理教室は、同園近隣で子連れでの料理教室も開催している三井美峰さんが担当。企画は水島澄香さんが担当。同企画ではスタッフが体験の様子などを撮影し、その写真データを保護者にプレゼントする。
参加者は、収穫した野菜と、同園と三井さんとのコラボで企画した「ベジもぐもぐ特製無添加野菜ドレッシング」のほか、自分で作った「フルーツサンド」も持ち帰る。
参加した子どもは約20人。。「大根をとったのは初めて」「もっと長いかと思った」「カブの形がかわいい」など、感想を口にした。「いずれは親子で参加できるイベントも企画していきたい」と智恵さん。
「開催は、野菜の収穫時期に合わせてになるので、作物が収穫できるタイミングでになるかと思う。予定についてはInstagramやLINEなどSNSで発信していく予定」とも。
参加年齢=4~12歳、参加費=1人2,500円。申し込みは「ベジとるとる」の公式LINEから。次回の開催は12月12日を予定。