日本料理の専門店「食育健美 燎(かがりび)」(船橋市宮本5)が11月24日、グランドオープンした。
店主は、京料理など日本料理の料理人として20年のキャリアを持つ國分琢磨さん。店舗面積は約20坪。調理場を望めるカウンターは5メートル近い天然木の一枚板。料理人との会話も楽しめるカウンター席は6~7人まで利用できる。会食や接待などにも使える個室は6席、小上がりのテーブル席は2卓にセパレート可能で最大8席。食材は、船橋市場などで仕入れているという。
「新型コロナウイルス感染症で店が休業を余儀なくされたタイミングで、勤め先の店主から独立を勧めていただいた。バックアップをしてくれると背中を押していただけたので『どん底からの起業であれば、あとは伸びしろしかない』と独立を決意できた」と國分さん。
共に起業したのは専門学校時代の同期で、妻でパティシエの友美さん、洋食経験が豊富な吉武慎太郎さん、中華料理専門の山田陽資さん。それぞれの道で経験を積みこのタイミングで合流することになったという。それぞれの特技を日本料理に生かしたメニュー構成が同店の自慢だという。
船橋大神宮に隣接しているため、お食い初め、七五三などの祝いの席を演出するメニューも5,000円程度から用意する予定。気軽に来店できるような単品や日替わりメニューも用意していく。
ドリンクメニューは、日本酒やワインを中心にそろえる。過去の修業先からの紹介やスタッフの出身地(秋田県、岐阜県など)の酒を中心に、珍しいものも取り寄せているという。
國分さんは「日本料理は、そば・すし・天ぷら・刺し身…と、和食といわれる全てのジャンルに精通し、化学調味料を使わずにだしを大切する料理。食べることで健康になってもらえる日本料理を、船橋でリーズナブルに提供し、皆さんに楽しんでいただきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~15時、17時~22時。