船橋市サッカー協会に所属する「FC 船橋40」の関係者が12月27日、「JFA第9回全日本O-40 サッカー大会」で優勝したことを松戸徹市長に報告するため、船橋市役所を訪れた。
同チームは、千葉県予選を1位で通過し、関東地区予選3位で関東第3代表として全国大会出場の切符を手にした。11月6~8日に静岡県藤枝市で行われた全国大会では、予選リーグを1位で突破し、上位4チームによる決勝トーナメントに進出。準決勝では、地元チームの「藤枝フットボールクラブ」に1対0、決勝では優勝経験もある「羅針盤クラブ NAGOYA」に接戦の末、PK戦で勝利、初の全国優勝を果たした。
同チームは、40~50歳の選手で構成されたサッカーチームで2007 (平成19)年に発足。50歳以上の選手からなる「FC船橋50」と共に、船橋市サッカー協会第1種委員会に所属するクラブで、40・50代の選手が約80人在籍している。タカスポ(高瀬下水処理場上部運動広場)やグラスポ(法典公園)を練習拠点として活動し、週末を中心に練習や練習試合を行っている。
この日市役所を訪れたのは、FC船橋40・50総代表の滝口康生さん、FC船橋40代表の永木勤さん、同監督の加瀬剛さん、選手代表の石原泰彦さんと末水満男さんと船橋市サッカー協会会長の斉藤守さんら。
「船橋を全国に知らしめてきた」と滝口さんが報告した後、加瀬監督は「粘り強く、チームのためにチーム全員が戦い、この1年負けないチームだった。これからまた練習を重ねて、2連覇を目指す」と意気込みを話した。永木さんは「小学生には船橋FCがあり、シニアになってもFC40、50があるので、長くサッカーを続けていける環境があるのはうれしい」とも続けた。
副キャプテンの石原さんは「コロナ禍で練習場所を確保するのも難しかったが、個人でトレーニングしてチーム強化を図った。昨年は抽選で外れて大会に出られなかったので、今年は優勝を果たせてうれしい。次回は追われる立場になるが、それを楽しみながらがんばりたい」と話した。末水さんは「生涯を通じてサッカーができる環境があるのはうれしい。市船生との関わりもあり、船橋が1つのモデルとなればと、個人的な目標を持っている」と話した。
松戸市長は「好きなスポーツをずっとやり続けて、ただ遊ぶのではなく競技として追い求めているのも素晴らしい。サッカーの振興はもちろん、社会をつくっていくことにもつながっていて、街づくりにも大事な要素。これからの活躍を期待している」とエールを送った。