「令和4年船橋市成人式」が1月10日、船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で開催された。
これまで市民文化ホールで行われてきた成人式は昨年から、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から船橋アリーナに会場を移して開催することになったが、昨年はオンライン開催のみとなった。今年は2年ぶりの会場開催となり、同時にユーチューブ配信も行った。
今年の成人式の対象者は6093人。中学校区によって区分され、2部制で行った。今年のテーマは「縁」。式典は事前に募集した新成人らが司会進行を務め、前半は市長あいさつや来賓祝辞など、後半は毎年恒例の「二十歳のアピール」とフィナーレが行われた。
式典には主催の船橋市からは松戸徹市長、教育長らが参加し、来賓には渡辺賢次市議会議長ほか5人が出席。松戸市長は「皆さんの夢や思いが人生でかなうことを祈っている。新成人の皆さんにはその力があると思う。成人式で楽しく過ごしたいとは思うが、感染には十分気を付けて、社会を守る一員としての役割を果たしてほしい」と呼び掛けた。書道家・相田みつをさんの「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉を紹介し、「右に行くのか左に行くのか、前に進むのか、最後に決めるのは自分自身ということを覚えていてほしい。自分で気づいていない可能性もまだまだあるので、自分の力を信じで心豊かな人生を送ってほしい」とエールの言葉を送った。
後半の「二十歳のアピール」では、さまざまな中学校出身の新成人で結成された吹奏楽チーム「縁joy!(エンジョイ)」の演奏で始まり、御滝中学校出身の喜多孔次郎さんと長田篤弥さんのコンビ「なみのり」による漫才、前原中学校出身の中島美咲さんの歌が披露され、会場内は盛り上がりを見せた。
併せて、ふなっしーや体操選手の萱和磨さん、谷川航さん、橋本大輝さん、パラリンピック閉会式に出場したモデルの後藤仁美さんらから新成人に向けたメッセージビデオも流された。
フィナーレでは市立船橋高校出身の浅野大義さんの実話を元にした、今夏公開予定の映画「20歳(はたち)のソウル」でも演奏され、浅野さんが作曲した神応援曲と呼ばれる「市船ソウル」が演奏され、新成人の門出を祝った。最後は毎年恒例の会場全員で行う「船橋成人手締め」で幕を閉じた。