食べる 買う

船橋・田喜野井にスイーツショップ「フィルズ」 国産素材と鮮度にこだわり

オーナーシェフの富山颯馬さんと妻の美紀さん(左から)

オーナーシェフの富山颯馬さんと妻の美紀さん(左から)

  • 0

  •  

 新京成線薬園台駅から徒歩17分ほどの住宅街に9月3日、ケーキ店「SWEET’S SHOP FIL.S(スイーツショップ フィルズ)」(船橋市田喜野井6、TEL 047-401-5553)がオープンした。

店舗外観

[広告]

 北海道利尻島出身のオーナーシェフ富山颯馬さんは2児の父。東京の菓子専門学校に通った後、千葉と札幌のケーキ店で修業を重ね、農作物が豊かで東京へのアクセスも便利な船橋市で開業することに決めたという。

 店舗面積は16坪。店内は白と茶色を基調とした落ち着いた雰囲気に仕上げた。大きな窓ガラスからは調理場が見える造りになっている。

 「こだわりは国産の素材を使っていること。旬の果物などを使い、卵も加糖卵黄(砂糖を加えて冷凍された卵黄)ではなく、千葉県旭市にある『大松農場』の卵を使っている。焼き菓子にはてんさい糖、生菓子には和三盆を使用。鮮度にこだわり、体に優しい作りたてのものを提供している」と富山さん。

 小麦粉を使わず、なめらかさにこだわり、高級コニャック「ポールジロー」を使ったケーキ「FIL.S Chocolat」(480円)は、「芳醇で濃厚な生チョコのようなケーキ」と表現する。北海道産のクリームチーズを使ったテリーヌタイプのチーズケーキ「FIL.S Fromage」(430円)は、コーヒー豆で風味を付け、なめらかでまろやかな味わいに仕上げているという。焼き菓子は、風味を大切にしているため、脱酸素材を使わないパッケージにしている。

 店名の由来については「FIL.SのFILはフランス語で『糸』を意味する。生産者とお客さまをつなぐこと、お客様がギフトとして誰かに渡すことで絆をつなぐなど、つなぐことを大切にしたい思いを込めて名付けた」と話す。

 「今後は農家とも積極的につながっていきたい。子どものケーキ教室などもやってみたいし、手土産用の冷凍発送など、やりたいことがたくさんある。まずは気軽に来ていただけたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は10時~18時。日曜・月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース