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アンデルセン公園で「インターナショナルフェス」 在留外国人と交流

アンデスの歌と踊りを披露する「アンデス工房」 

アンデスの歌と踊りを披露する「アンデス工房」 

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 ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町)で10月23日、船橋市国際交流協会による「インターナショナルフェスティバル2022」が開催された。

記念式典であいさつをする船橋市国際交流協会嘉規洋会長(左)

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 同園イベントドームではさまざまな国の伝統芸能が披露され、「みんなの広場」では、ミャンマー料理、ベトナムの紅茶とコーヒー、トルコアイス、バングラデシュやエクアドルの雑貨販売などの模擬店も出店した。園内ではスタンプラリーも行われ、多くの家族連れなどでにぎわいを見せた。船橋商工会議所、船橋商工会議所青年部による「ホンビノス貝」の無料配布や「アンデルセンビール」の数量限定販売も行われた。

 松戸徹船橋市長は「在留の外国人は1万9000人に増えているが、勉学や生活に困難を抱えている人もいる。いつの日か母国に帰る人も多くいると思うので、この人たちが船橋はいい街だった、優しかったと言ってくれるような接し方をしてほしい」と呼びかけた。

 ステージでは、中国の伝統芸能「川劇(せんげき)」の演目「変面(へんめん)」も披露。これは古武術の動きの中で、顔につけた面を素早く何回も変化させるもの。市内在住の王文強さんが、華やかな衣装と巧みな変身を披露し、会場からは大きな拍手が送られた。

 「世界の歌のコーナー」では外国の伝統の歌や踊りが演奏された。船橋市国際交流員のグエン・ティ・チャーさんが仲間を募ってベトナムの故郷の歌を披露したり、南米エクアドルのカバスカンゴ・パウルさんが、羽根の付いたカラフルな衣装と笛で祖国の音楽を演奏したりした。

 ベトナム・ハノイの国立工科大学で日本語を教えていた三上さんは「日本に来ている留学生たちがコロナ禍で勉強にも生活にも非常に苦労している。彼らの元気な姿を見て、涙が出るほどうれしい。機会があるごとに彼らを支援していきたい」と話した。

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