三井不動産(東京都中央区)は11月17日、JR南船橋駅前の新たなライフスタイル型商業施設「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」(船橋市若松2)を着工したと発表した。
同計画は、船橋市と三井不動産が一昨年基本協定を締結した「JR南船橋駅南口市有地活用事業」に基づくもの。市では、「臨海部の玄関口にふさわしい魅力あるまち」を形成するため、JR南船橋駅南口の市有地の開発と活用を進めており、今年8月には新たな駅広場が供用開始となっていた。
今回着工したのは、三井不動産グループが管理・運営する「ららぽーとTOKYO-BAY」や現在建設中の収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」にも近接する場所で、開発を通じて、にぎわいの創出や回遊性の向上を図る。
計画では、約1万6740平方メートルの敷地面積の半分にスーパーマーケット・飲食店・クリニックモールなど約40店舗が入る2階建の商業施設を建設する。約5000平方メートルを広場空間とすることで、近隣住民の日常の憩いの場や地域コミュニティーの拠点にすることも狙う。広場は地域連携を図るイベントも実施可能なスペースとなる。
さらに環境問題解決への取り組みとして、効率的なエネルギー運転管理や省エネアイテムの導入など、CO2排出量の削減にも取り組むという。
開業は2023年冬を予定。